インフル薬の副作用に異常行動はない!タミフル・リレンザ・イナビルを徹底比較!

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日増しに寒くなっていき、
いよいよインフルエンザの流行がピークを
迎える時期になってきました。
今年は特にインフルワクチンの不足が
深刻な問題となっていますが、
治療薬の副作用も問題となっています。
そこで、現在日本で処方されるインフル薬について
情報をまとめていきます。

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抗インフルエンザ薬と抗生物質の差は何?答えは風邪とインフルの差!

 
毎年冬に猛威を振るうインフルエンザウイルス。
近年の日本では、インフルエンザワクチンでの予防に加え、
医師による抗インフルエンザ薬の処方により、比較的短期間での治療が可能となりましたが、
この抗インフルエンザ薬にはまだまだ問題が山積しているのも事実です。

しかし、問題が山積みだからと言って、
インフルエンザを自然治癒のチカラに頼って治療しようとし、
脳症や肺炎などを併発すれば最悪の場合、死に至る
医療が進歩した現在でも軽視できない、とても危険な病です。
そこで今日は、抗インフルエンザ薬の問題として挙げられている”異常行動”についてと、
現在、厚労省が認可しインフルエンザの治療薬として
処方されているタミフル・リレンザ・イナビルについてまとめていきます。

 

そもそもインフルエンザとはインフルエンザウイルスに感染して発症する
”ウイルス性の感染症”です。
病原菌がウイルスの為、治療には抗生物質ではなく、
抗ウイルス薬での治療となります。

では、病院に行くとよく聞く”抗生物質”とは一体なにに効くのでしょうか?
実は抗生物質は”細菌”由来の感染症に対して処方されます。
イメージとしては、膀胱炎、咽頭炎、気管支炎など”○○炎”という疾患に処方されるものですね。
一方、抗ウイルス薬は”ウイルス”由来の感染症に対して処方されます。
インフルエンザのインフルエンザウイルス、帯状疱疹のヘルペスウイルス、
はしかの麻疹ウイルスなどが抗ウイルス薬での治療対象となります。
なので、風邪っぽい症状で病院に行った際、医師から
「抗生物質(抗生剤)も処方しておきますね~」と言われたら
何らかの細菌に感染しているという事ですね。

細菌とウイルスの違いはいくつかありますが、
サイズに関して比べてみると、細菌よりもウイルスの方が更に小さいです。
細菌は1㎜の1/1000にあたる”マイクロメートル(μm)”という単位を用いて表記されます。
ウイルスは1μmの更に1/1000にあたる”ナノメートル(nm)”という単位を用いて表記されます。
もちろん、どちらも肉眼で見ることはできません。
そのため、細菌を見る際には光学顕微鏡を、ウイルスを見るためには”電子顕微鏡”を用います。


[出典;光学顕微鏡 オリンパス]


[出典;電子顕微鏡 HITACHI]

繁殖方法も異なり、細菌は糖などの栄養と水があり、
適切な環境のもとでは、生きた細胞がなくても自分自身で増殖できるのに対して、
ウイルスは単独で生存することができません。
自分自身で増殖する能力が無く、生きた細胞の中でしか増殖できないため、
他の生物を宿主にして自己を複製することで増殖していきます。
人間がウイルスに感染すると、ウイルスが人間のカラダを宿主として、
そこでどんどん繁殖をしていくという原理ですね。
こうやって改めて聞くと、ウイルスに感染するというのは単に恐怖だけでなく、
なんだか気持ち悪いような気もします。

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インフル治療薬の副作用は認めない!患者vs製薬会社vs厚労省!?

 
細菌とウイルスの違いについて大まかには分かって頂けたと思いますので、
ようやく、ここから本題ですね。

インフルエンザに感染すると治療薬として抗インフルエンザ薬を処方されます。
昔は年齢問わず(乳幼児を除く)処方されていました。
日本では2001年にタミフルという抗インフルエンザ薬が保険適用となり、
以降16年余り、多くの医師がインフルエンザに対して処方をしています。

しかし、タミフルの服用(処方数)が多くなるにつれて、
”薬による副作用”の報告も増えていきました。
それは今も尚、報告が上がっており、中でも”異常行動”については
毎年ニュースに流れるほど、大きな問題として取り上げられています。

今年もすでにこんなニュースがYahoo!に掲載されていました。

インフルエンザの治療薬を飲んだ子どもなどが
「異常行動」を起こす報告があとを絶たないことを受け、
厚生労働省が近く「部屋に鍵をかける」といった具体的な対策を
呼びかける方針を決めたことがわかりました。

厚生労働省によりますと、タミフルやリレンザなどの
インフルエンザ治療薬を飲んだあと、急に走り出した、部屋から飛び出そうとしたといった
異常行動の報告が昨シーズン54例ありました。いずれも薬との因果関係は不明です。

厚労省はこれまで、「薬を飲んだあとの2日間は子どもを1人にしない」よう呼びかけていましたが、
異常行動の報告があとを絶たないことから、新たな通知を出す方針を決めました。

新たな通知では、部屋に鍵をかける、飛び出しや飛び降りを引き起こす環境に
子どもを置かないといった具体的な対策を呼びかけることを検討しています。

[引用;Yahoo!ニュース]

数年前には抗インフルエンザ薬・タミフルを服用した小学生が
マンションの外階段から転落し死亡したというニュースが流れました。
この事故をきっかけに”抗インフルエンザ薬の服用=異常行動”というものが
危険視されるようになりました。

製薬会社は薬の添付文章に
”抗インフルエンザ薬を服用した子どもを1人きりにはさせないように”という
注意書きが追加されました。
また、厚生労働省も同様な呼びかけを毎シーズン行っています。

 

しかしながら、製薬会社は抗インフルエンザ薬と異常行動については
因果関係が不明と説明しています。

なぜ製薬会社は因果関係が不明と言うのか…
そこにもいくつかの理由がありますが、
一番は「高熱によるせん妄なのか、脳炎・脳症による症状なのか、薬の副作用によるか判別できない」
と言ったものが挙げられます。
そのため、製薬会社は添付文書に警告文を記載するに留まっています。

患者としては安心・安全に服用できる抗インフルエンザ薬が欲しい
製薬会社としては安全な抗インフルエンザ薬を患者さんの治療に役立てたい
厚労省としては抗インフルエンザ薬の副作用については原則製薬会社が責任を持つ

そんな構図が見受けられるように感じました。

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