リステリア菌 症状は風邪みたいで気付かない!?加熱予防にも注意が必要!

20日放送の仰天ニュースで放送されるリステリア菌の恐怖。
食べただけで33人死亡したという全米を襲った恐怖の菌は
かつて日本でも集団食中毒を引き起こした菌だったのです。
リステリア菌について情報をまとめていきます。

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リステリア菌はあなたのそばに居る!?日本でもあったリステリア菌食中毒!

 
20日の世界仰天ニュースで全米を恐怖に陥れたリステリア菌について放送されました。

全米で33人亡くなった殺人メロンの中に入っていたのは
毒ではなく、自然界に存在する菌だったのです。
そして、この殺人菌とも言えるリステリア菌は日本にも存在し、
かつて日本でもリステリア菌による集団食中毒を引き起こしていました。

まずはリステリア菌の基礎知識についてまとめていきます。

[出典;東京福祉保健局]

リステリア属菌は、自然界に広く分布する食中毒の原因菌のひとつです。
リステリア属菌の特徴としては、哺乳動物から昆虫まで広い宿主域を持っていることです。
従って、あらゆる食品が汚染される可能性があり、
特に、乳、乳製品、食肉、魚介類などの食品での汚染事例が多数発生しています。
また、非加熱乳肉製品加工品の危険度が高いということが分かっています。

リステリア属菌は、グラム陽性短桿菌、嫌気性細菌、非芽胞形成菌です。
「芽胞形成」とは、胞子(=芽胞)を形成することを意味し、
高温、凍結、乾燥、酸・アルカリ、紫外線、放射線、殺菌剤等の
ストレスに対して強い耐性を持っています。
すなわち、かなり過酷な環境においても生存することが可能という訳です。

リステリア属菌は芽胞を形成しない細菌であることから、
耐熱性は弱く75℃・数分の加熱で死滅してしまいます。
一方で、0℃~45℃で増殖して耐酸性が強く、
常温においては10%の食塩水でも増殖できる特質を持っています。

 

食中毒事故全体におけるリステリア・モノサイトゲネス感染の占める割合は、
0.02%程度と極めて低い確率となっています。
だからと言って安心は出来ません。
リステリア菌食中毒の恐ろしいところは、発症率こそ低いものの、
一旦発症するとその死亡率は30%と高く、公衆衛生上、非常に問題視されていのるのが現状です。

リステリア菌食中毒は、乳製品、食肉製品、サラダなど未加熱でそのまま食べる食品や
生ハムやスモークサーモンなどの調理済食品で多く発生しています。

そして、気をつけなければならないのがリステリア菌は食品に付着するだけでなく、
食品の製造ラインなどに定着する菌としても知られています。
製造ラインに定着してしまうと長期にわたり食品を汚染し続け、
食中毒の原因となることがあります。

 

リステリア属菌による最初の食中毒事例は、1981年。
カナダで発生したキャベツコールスローが原因とされた集団食中毒であり、
それ以後は、未殺菌乳から作られたチーズをはじめとする乳製品、野菜サラダ、
加熱不足の食肉、魚介類など調理済みの食品を媒介したリステリア食中毒が多数報告され、
食品衛生の分野で重要視されています。

ちなみに国内では、2001年に北海道で初めてリステリア感染症の集団発生事例があり、
原因となった食材はナチュラルチーズでした。

 

現在15種類のリステリア属菌が知られていますが、
人への病原性を持つのものはリステリア・モノサイトゲネスという1種類のみです。

15種類あるリステリア菌ですが、実際に人への病原性を持つものもあるという事で、
実際にリステリア菌食中毒を発症したらどのような症状が出るのでしょうか。
また、リステリア菌食中毒にならないための予防法はあるのでしょうか。

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リステリア菌食中毒を発症したら症状は風邪と同じ!?

 
リステリア菌感染を起こしやすい人は、妊婦(胎児)、新生児、高齢者及び
慢性呼吸器疾患や慢性心疾患、慢性腎疾患、糖尿病、高血圧などの基礎疾患を持つ人です。
免疫力が低い人や、基礎疾患をもつ人は健康な成人と比較して
100~1000倍もリステリア菌の感受性が高いというデータがあります。
感染初期は、急性胃腸炎症状よりも、インフルエンザのような症状を示すことが多く、
具体的には38~39℃の高熱、頭痛、嘔吐などの症状です。
しかし、健康な成人では無症状のまま経過することも多く見られます。

妊婦、新生児、高齢者及び免疫力が低下している人は、
発症の確率も高いですが、発症後も症状が重くなる場合が多いので特に注意が必要です。
重篤な症状として挙げられるものは、おおむね3週間と長い潜伏期間の後、
髄膜炎や敗血症などの重篤な全身性の症状を示します。
更には意識障害や痙攣が起こる場合もあります。
重症化した場合の致死率は20~30%と非常に高くなり、
また、妊婦が感染するとリステリア菌が胎盤を通過して胎児へ垂直感染し、
流産や早産及び死産の原因ともなるため、非常に危険です。
妊婦さんの症状は発熱、悪寒、背部痛を主訴とし、胎児は出生後死亡する例も見られます。

風邪のような症状からリステリア症を診断することは難しいとされています。
重症化すると死に至る恐ろしい菌ですが、
発症後すぐには風邪のような症状で見分けがつかないのはとても厄介ですね。

リステリア菌を加熱で死滅させるには何度の熱で何分?<

 
ここからはリステリア菌食中毒にならないのための予防法についてまとめていきます。

やはり、どの細菌にも共通しますが、加熱することは鉄則ですね。
リステリア菌も加熱により死滅するため、生肉など加熱が必要な食品は、
中心まで十分に火が入るように加熱しましょう。
なかなか中まで火が通りにくいハンバーグなどは特に注意が必要です。

そして、基本中の基本ですが、生肉にさわったら、よく手を洗いましょう。
生肉に使った調理器具も、使い終わったらすぐに洗いましょう。
洗っただけでは十分な消毒効果は得られないため、
洗った後は、まな板や包丁に熱湯やキッチン用のアルコールスプレーをかけ、
しっかりと消毒しましょう。

調理の順番にもリステリア菌に感染しないための予防策があります。
包丁やまな板を使うときは、先に生野菜などの加熱せず口にする食品を切り、
生肉(生魚も…。)は後で切りましょう。
肉の汁が、生で食べるものや調理済みの食品にかからないよう注意も必要です。

恐ろしいことに、リステリア菌は冷蔵庫の中でもゆっくりと増殖するのため、
肉類などに限らず、全ての食品について、冷蔵庫内に長期間保存しないよう気をつけましょう。
冷蔵庫内で長期にわたって保管していた食品は加熱してから食べるようにしましょうね。

感染しやすい妊婦や高齢者などは、
過去にリステリア食中毒の原因となった食品の飲食には十分な注意が必要です。
こちらが過去にリステリア食中毒を引き起こした食品一覧です。

とても生命力の強い、図太い菌の一種ですが、きちんと感染予防ができる菌です。
今回はリステリア菌について書きましたが、
他にも注意しなければならない細菌はたくさんあります。
しっかりと予防策を身につけ、おいしく楽しい食生活を送りたいですね。
 
 
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