9日に行われたW杯スピードスケート
女子マススタートに出場の佐藤綾乃選手が
レース中に転倒し、右足親指を骨折する
アクシデントがありました。
まだあまり聞き馴染みのないマススタートと
佐藤選手のケガの具合について
情報をまとめていきます。
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佐藤綾乃(スケート)が右足骨折!目標は世界トップレベルの選手になって五輪制覇!
あっという間に2017年も残り20日となってしまいました。
年が明けるとすぐに平昌五輪が始まります。
ウィンタースポーツは代表争いに拍車がかかり、盛り上がりを見せる中、
有力選手のケガのニュースも増えてきています。
男子フィギュアスケートの羽生結弦選手は11月9日に行われたNHK杯の公式練習中に
着氷を失敗し、右足首のケガ。
1ヶ月が経過した今もなお、氷上での練習が行えず心配な状況が続いています。
そしてもう一人、スケート選手で心配なニュースが入ってきました。
現在行われているスピードスケートW杯に出場していた佐藤綾乃選手。
[出典;日本スケート連盟]
現在22歳の佐藤選手は2018年2月に行われる平昌五輪はもちろん、
将来有望の選手として、いま注目の選手の一人です。
簡単なプロフィールはこちら。
氏名;佐藤綾乃(さとう・あやの)
区分;ナショナルオールラウンド強化選手
生年月日;1996年12月10日(22歳)
出身地;北海道
身長;157cm
血液型;B型
所属;高崎健康福祉大学
コメント;笑顔で一生懸命頑張りますので、応援よろしくお願いします。
趣味;ショッピング、ネイル
[出典;日本スケート連盟]
笑顔がステキな佐藤選手ですが、実力は折り紙付き。
2017-18シーズンのワールドカップ開幕戦では
高木美帆選手・高木那菜選手と出場したパシュートで世界新記録を樹立し、優勝。
その後、ワールドカップ3連覇を果たしています。
高木美帆ら追い抜きジャパン強すぎ 3連続世界新V https://t.co/36N5dWrJ20 #スピードスケート #高木美帆 #高木菜那 #佐藤綾乃 #平昌五輪 #平昌冬季五輪
— 日刊スポーツ (@nikkansports) 2017年12月10日
また個人では、2016年からワールドカップに導入された”マススタート”で
出場した試合のほとんどで入賞を果たしています。
2018年の平昌五輪から五輪の正式種目として導入されるマススタートが得意というだけあり、
今回のケガの具合が気になります。
佐藤選手は9日に米ソルトレークシティーで行われたW杯第3戦、
スピードスケート女子マススタートに出場。
最終ラップまで順調なレース運びでしたが、
他選手(オランダの選手)が転倒し、佐藤選手と接触。
佐藤選手も左ひざを強打しながら転倒しました。
その後、コースサイドにあったカメラのようなものに接触。
この転倒により、佐藤選手はレース終了後も立ち上がることが出来ませんでした。
すぐにソルトレークシティーの病院で検査を受けた結果、
佐藤選手は右足親指の骨折で全治3~6週間と診断されました。
ケガの回復具合にもよりますが、
平昌五輪に黄色信号が灯ったことに変わらない事態となっています。
一連のアクシデントについて、現時点では佐藤選手からのコメントは発表されていません。
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佐藤綾乃(スケート)がケガしたマススタートってなに?危険すぎるスピードスケートの新競技!
とにかく近年、女子スピードスケートの伸び率がスゴイ!
小平奈緒選手も高木美帆選手も、団体パシュートも、
金メダルをかっさらう勢いで日本勢の選手が活躍されています。
もちろん、佐藤選手も同じく。
佐藤選手が得意としている”マススタート”。
今回転倒した際に出場していた種目もこの”マススタート”でした。
実はこの種目、まだ歴史の浅い新種目なんですよ。
超簡単に説明してしまえば・・・
『大勢の選手が一気にスタートを切る個人種目』
なんですね。
スケート種目は当たり前ですが、氷上の上を走るため陸上よりもスピードが乗り大変危険です。
そのため、一斉スタートする種目って実はなかったんですね。
更にもう少し掘り下げてマススタートのルールを説明すると、
・1周400mのトラックを16周
・スタート後の1周は危険が伴うため加速禁止
・4周ごとにポイントが加算されていく
・4、8、12周に与えられる中間ポイントは1位~3位の選手のみ
・中間ポイントは1位=5p、2位=3p、3位=1p
・1着~3着にはフィニッシュポイントが加算される
・フィニッシュポイントは1位=60p、2位=40p、3位=20p
こんな感じで勝敗を決めていく種目です。
”レース中に大勢の選手のポイントを計算しながら観るのは無理!”
という方も、たったひとつ、たったひとつだけ覚えておけば
マススタートを楽しみながら観ることが出来ますよ!
それが・・・
『結局、1着の選手が優勝。』
です。
例えば、4周・8周・12週を1位で通過=15p
この選手が最後、2着でゴールしたら40pの加算。
最高でも”55p”の獲得という事は、1着の60pには勝てませんね。
何も難しく考える必要が無いんですよ。
じゃあ、”この種目は何を楽しみに観ればいいの?”と思った方、
それは『戦略次第で勝ち目は充分にある』という駆け引きのレース。
そこを楽しんで頂ければと思います。
例えばスピードスケートには”ショートトラック”という種目もあります。
これはマススタートと似ている種目ですが、
1周が111.12メートルと短い距離で戦います。
ショートトラックが得意な選手だからと言って、マススタートでも勝てるかというと…
それは違うんですね。
個人的にはショートトラックよりもやはり戦略を練る必要があるのかな、と思います。
このマススタート、W杯では2015-16シーズンから公式種目として認められ、
オリンピックでは今度行われる2018年の平昌五輪から正式種目となります。
一部では、韓国人(自国)選手がショートトラックを得意としているため、
新種目を導入したいうウワサも流れています。
いずれにしても、マススタート金メダル候補の佐藤選手のケガの具合が
良くなることを信じて、彼女の復帰を待つしかありませんね。
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佐藤綾乃選手は仮にケガをしていなくてもマススタートではメダルには手は届かないと思いますが、問題はパシュートの方です。
高木姉妹に続く3番手として現時点では佐藤選手が最も適任でした。
菊池・押切両選手共に昨シーズンのケガから回復し切っておらず、本調子とは言えません。
骨折では今月末のオリンピック選考レースに間に合わない可能性も大きく、まさに黄信号状態ですね(´-`)
詳細なコメント、ありがとうございます。
仰る通り、パシュートの3番手選手の選考が非常に難航しそうですね。
日本女子勢の調子が全体的に上がってきていたため、
とてもショッキングなニュースですね。
佐藤選手のケガの回復が長引かないことを祈るばかりです。。。
佐藤綾乃選手、まだまだこれからの選手なので凹む事なく前を向いて頑張って欲しいですね(^_^)
貰い転倒は良くある事なので仕方ありませんが、あの場所にハンディカム置かれたら選手は堪ったものではありません。
カナダの放送局の物でしょうが、日本では勿論他の国でもあんなルーズな事はまずあり得ません。
今大会の映像もとてもお粗末なスイッチグが多く、ここ最近では最低レベルでした(/ _ ; )
スピードスケートにお詳しいんですね^ ^
素人目の私でさえ、あの場所にカメラがセットされていることには
多少の違和感を覚えました。
今回の事故を機に、ISUとしての改善策が講じられるといいですね。
今日長野市のエムウエーブで行われた平昌五輪代表選考レースを観に行って来たのですが、女子3000メートルで佐藤綾乃選手は髙木美帆選手に続く2位に入りました。
大丈夫です、ピンピンしてます。
鉄人佐藤綾乃の凄さを実感しました(≧∀≦)
ステキな近況報告ありがとうございます。
怪我から約2週間で素晴らしい結果ですね。
改めて一流アスリートの凄さと
佐藤選手の強靭なフィジカルとメンタルに感服いたします。。。
平昌五輪の表彰台で佐藤選手の弾ける笑顔を観たいですね^^