ツムラの漢方vs週刊新潮第二弾!日本漢方普及啓発はツムラの営業マン!

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7日発売の週刊新潮に掲載された
ツムラの漢方は国民を欺いていた
という特集記事。
13日発売の週刊新潮にその続報となる
第二弾が掲載されました。
前回は特定の生薬について
漢方の危険性について警鐘を鳴らしていましたが、
今回は漢方の何が国民を欺いていたのかが
明らかになりました。
記事の内容についてまとめていきます。

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ツムラの漢方は本当に危険!?週刊新潮が訴えたい日本漢方の始まり!

 
テレビやマスコミに大きく取り上げられることがなかったが、
人々の興味・関心を引いた7日発売の週刊新潮の特集記事。
”「ツムラ」が国民を欺いた!!「漢方」の大嘘”という
衝撃的かつ、刺激的な見出しの特集でした。

すでに漢方を服用されている方も、
過去に漢方を服用していた方も、
これから漢方を服用してみようと思っていた方も、
少なからずこの見出しを見た瞬間、漢方の服用を躊躇したのではないでしょうか。

前回の記事では主に漢方の本来の在り方、
発祥の地中国漢方と、日本で扱われている漢方の差、
危険な生薬についてなどが書かれていました。

そして第二弾となる今回は、日本漢方の普及の仕方そのものに問題があったという、
国内に於いての漢方医学の在り方について警鐘を鳴らしていました。
とても記事内容が充実していた特集ですが、
今回もこちらのサイトで特集の内容について早速まとめていきたいと思います。

 

ツムラの漢方が保険適用となったのは1976年以降。
約150種類の漢方が保険適用となり、医師であれば誰でも処方できるようになりました。
本来、生薬一つひとつの効能・効果を把握し、
患者ひとり一人の症状に合わせて配合をする必要があった漢方ですが、
ツムラはエキス製剤と言って漢方を個包装にし、
それぞれの漢方に適応する傷病をツムラ側が提示したことによって
一気に国内での漢方処方が普及しました。

しかし、そもそも漢方処方が保険適用となった当時
漢方についての講義というのは医学部をはじめ、
どこも行っていませんでした。
今日に至っても、積極的な講義が行われているとは言い難い状況にある誌面では伝えています。

では一体、だれが国内で漢方の知識を広めていったのか…。
それはツムラの社員、つまり営業マンたちだったのです。

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ツムラの漢方 週刊新潮の切り口は鋭いのか?有力な情報を自分で取捨選択する時代!

 
”漢方を広めるために尽力したのは自社の社員”
と、週刊新潮は伝えています。

要は、漢方の知識を医者に教える場所も教材もない中、
先に漢方の保険適用が認められてしまったが故に、
漢方の知識を教えるのもツムラの役割となりました。

そこでツムラは全国で積極的に勉強会を開き、
更には”日本東洋医学会”の組織強化にも尽力しました。
もちろんこの功績そのものは認められるべき功績ではありますが、
一方で、ツムラの画策として業績を上げること、
つまり、収益を上げることが目的だったと言います。

表向きでは漢方医学の普及の勉強会、
しかし裏では勉強会を開催するたびに企業・漢方商品の宣伝となり、
結果、漢方が普及するればするほど収益が上がる仕組みとなっていました。

 

また、ツムラが漢方普及に活用したのは学会の他に、
”漢方医認定の制度”もその一つにでした。

1989年から始まった認定医制度ですが、
当時、ツムラの営業マンが大学に足を運び、
「漢方の専門医になりませんか?」と、
宣伝して回っていたそうです。

そして、この専門医になるには
日本東洋医学会の入会金と専門医になるための判定料を払えば良いというもので、
「認定審査に必要な症例報告と漢方的考察はこちら(ツムラ側)で書きます」
とも言っていたそうです。

その他にも
「ツムラ漢方の処方を10症例出していただければ漢方専門医になれます。
お礼に3万円をお渡しできます。」
なんていう営業マンもいたそうです。

実際に医者が10症例分ツムラの漢方を処方すると
そのカルテをツムラの営業マンが見ながら書類に転載し、
出来上がった書類を医者自身が学会に提出し、
無事に専門医認定をもらうといった事もあったそうです。
完全なゴーストライター、書類のねつ造、個人情報保護法…
などなど、今の時代であったら大問題なことばかり行われていたということです。

多忙な医者にとってはとても簡便的な専門医認定となっていたことは
言うまでもありませんね。
専門医制度が始まった89年には3500人程度だった学会の会員は
たちまち増え、4年後の93年には1万8000人にまで増えました。

専門医認定にあたり、学会の入会が義務付けられていることを考えると、
ツムラ側の収益増と”にわか”専門医が増えたことが
確かに裏付けられる数字となっているのも事実です。

[出典;週刊新潮 9月21日菊咲月増大号]

ツムラが漢方によって収益増となったのは
学会費・勉強会による宣伝だけではありませんでした。

漢方薬は効能効果の試験や副作用の試験が免除されての保険適用となったため、
開発費に関してはほとんど費用を掛けずに済んだのです。
本来なら浮いた経費で新しい漢方の開発など、
漢方と企業の発展の為に費やせばよかったのでかもしれませんが、
多くの資金を”寄付講座”に費やされていました。

この寄付講座と言われるものは一体何なのか…。
これは、全国の名だたる大学に運営費や研究費が
ツムラの寄付によって賄われた講座が次々に設置されたそうです。

 

決して新薬の開発を当初から行わなかったわけではありません。
新薬を開発しようとしても、
漢方薬そのものが純粋な物質(自然界にある薬のような効果がある草)なため、
効能効果などの厳密なデータを簡単かつコンスタントに出すことが非常に困難なのです。

そこで、新薬開発を断念したツムラ。
次に力を入れた販売戦略は既存薬を切り口を変えて販売する方法でした。

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ツムラの漢方 1種類にたくさんの薬効!専門家もだんまりのむずかしさ!

 
既存の漢方薬を切り口を変えて売る方法に行きついたツムラ。
現在、ツムラが特に力を入れて売り込んでいる漢方が
”抑肝散(よくかんさん)”という漢方です。

抑肝散の薬効には子供の引きつけにも使えるように処方が組まれていますが、
それを認知症にも効くと売り込んでいるのです。
確かに、認知症に全く効かない訳ではありませんが、
あくまでも抑肝散が作用するのは認知症の周辺症状であって、
西洋医学のように認知症上に対して直接作用するわけではありません。
よって、抑肝散以外の漢方パッケージでも
多かれ少なかれ同様な作用を得ることが出来るというのが漢方のカラクリなんです。

 

かつて、まだ日本で漢方の使用がそこまで普及していなかった頃に行われた講習会で、
講師の医師が質疑応答の際にしどろもどろになるという事態が起こっていたのです。

日本漢方の考え方として『方証相対(ほうしょうそうたい)』
という流派の思考が全国に広められました。
漢方界では患者さんの症状の事を”証(あかし)”と言っています。
この証を医師が診て生薬を独自に調合していくのが中国漢方の極意です。

しかし、日本の漢方は冒頭に書いた通り、
エキス調剤がすでにパッケージされており、
適応病名に対する漢方を処方するという仕組みになっています。

そのため、風邪の時に良く処方される「葛根湯(かっこんとう)」、
今では薬局でも買う事の出来る漢方ですが、
風邪そのものに効果を示すのではなく、
配合された生薬の作用が風邪を治すのに効果的ということなんです。

葛根湯ひとつ取ってみても
風邪の他に、肩こりや乳汁分泌の作用にも効くんです。
もちろん、西洋医学で処方される感冒薬(風邪薬)に
肩こりや乳汁分泌に作用するものはありません。

そもそも葛根湯が漢方の古典医学書”傷寒論”に記載されたのは1800年前。
そこには「背中や肩が机の板のように硬くなり、
汗が出なくなって風に当たると寒気がするときは
太陽病だから葛根湯で治療しなさい」
という記述があったのです。
これに従って今でも”風邪には葛根湯”という処方が定番化しているのです。

要は、傷寒論の葛根湯の欄に書かれている症状が出ていれば
風邪の様な感染症の症状だけでなく、
リウマチでも蕁麻疹でも葛根湯が効くという解釈になり得るのです。

この思考は西洋医学にはやはりない考え方の為、
当時講演会に参加していた医師は
「風邪症状でも悪寒ではなく、
身体から熱を発しているような状態の時はどうしたらよいのか」
と講師の医師に質問したら
「そんな時は大まかに”証”を捉えて葛根湯を処方すればよい」
と回答したそうです。

無論、この講師の医師自身もツムラからの勉強会で得た知識内での講義となるため、
掘り下げた質問には対応できなかったそうです。
裏を返せばそれほどまでに漢方と言うのは奥が深く、
しっかりと腰を据えて学ばなければ正しく扱えないという薬であるということなんですね。

 

漢方が優しく身体に効くのも事実。
しかし、今回の様な週刊新潮が掲載したいわば漢方の”黒歴史”があるのも事実。
情報社会となった現代ではやはり
一人ひとりが多様な情報を取捨選択していかなければならない時代となったようです。
これは、医学に限った話ではありませんが、
一般人からしてみれば専門用語も多く、
いざ医学と向き合うとなると躊躇してしまいがちですが、
今回の報道はそんな”逃げ”から逃げるように警鐘を鳴らしているような
そんな記事だったように感じました。

すべてのモノ・コトに善悪は付けられない、
これが真実なのかもしれませんね。
 
 
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コメント

  1. 北野らくだ より:

    病院の廊下に製薬会社の営業が立っていて、医師の空き時間を
    待っているような光景は、病院に通っている人には見慣れた
    ことで、ツムラに限らずある意味では、営業力の強い
    製薬会社の薬が利用されているということは、賢明な方々は
    解っていることだろう。
     今更、批判的な紙面に批判的な評論を返しても意味は無い
    と思いますので、どうでしょう、新潮で正しい漢方薬の使い方という
    コラムを連載してはくれないだろうか。関心の高い人は多いと
    思うのですが。それこそ医師の手引書ともなりうる物を
    編纂していただければ、多くの国民の利益にも帰する
    ところとなるのではないだろうか。
     漢方薬という物も、仏教の教えと同じで本来は単純な
    理解のものだったはずが、地域を超え時代を経ると
    共に色々な解釈や理解の枝葉がついてしまったものかな
    と思う事があります。また、時代の変化とともに新しい
    構成の処方が出てくるものもありかとは思いますが、
    古典的観念から21世紀になっても抜け出せないと
    いう人間の不思議さを感じます。
     もっとも、明治になってから従来あった漢方医と
    いうか古典医学がまったく切り捨てられように
    なってしまって、学術的に積み上げられたであろう
    時間を失ってしまったのは国民的な不幸だったのかも
    しれません。
     自分も漢方を利用する者ですが正しく使えれば
    それなりに効能はあるものです。西洋薬であれ
    漢方薬であれ、効くということはそれなりに
    リスクに注意しなければいけない事は同じだと
    思います。

  2. 北野らくだ より:

     最後に葛根湯などの麻黄が入った物は、熱が
    あって発汗している状態には禁忌です。
    それこそ熱の人には黄芩がいいかも知れません。

  3. 扇谷 耕次郎 より:

    国 厚生省が取り締まらなければだめだと思う

    漢方を信頼していたのに 唖然とした

    一般のしんぶなどももっと取り上げてほしい

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