外で遊ぶ機会が増えるこの時期。
そんな中、兵庫県伊丹市に住む
10歳の男の子がヤマカガシという
毒蛇に噛まれて意識不明になるという
なんとも悲しい事故が起こりました。
日本に古来から生息するヤマカガシ。
その特徴を画像もとに紹介していきます。
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ヤマカガシの画像を見てみよう!生息地は日本のどのあたりなの?
夏休み、外で遊ぶ機会が増えますが、
気を付けなきゃいけないのが熱中症の他に、
虫毒にも注意を払わなければなりません。
7月30日、ショッキングなニュースが入ってきました。
兵庫県警伊丹署は30日、伊丹市の公園で近所の小学5年生の男児(10歳)が
ヤマカガシとみられるヘビ(体長約60センチ)に手をかまれ、
意識不明の重体になっていると発表した。同署によると、男児は29日午後6時頃、同市荻野の若松公園で
友人と遊んでいる最中にかまれたという。ヘビは友人が捕獲し、同署が保管している。
[引用;Yahoo!ニュース]
今回、ヤマカガシが見つかった若松公園は
地図で見る限り、さほど山間部と言った印象でもなく…
こんな街中で意識不明になってしまうほど
強い毒を持つ蛇がいるんだ…
と、少し怖くなってしまいました。
噛まれた男の子は意識不明でしたが、
30日夕方、意識が回復したとのことです。
それにしても、ヤマカガシを捕まえた友人の方は
とても勇敢ですね。
個人的には”捕まえる”という思考にすらならないかな…と。
蛇を見たらとにかく逃げてしまうかもしれません。
では今回、男の子が噛まれたヤマカガシとは
一体どんな蛇なのでしょうか。
まずは、ヤマカガシの画像から見てみましょう。
[引用;Yahoo!ニュース]
今回男の子が噛まれた蛇は体全体が黒っぽいですが、
ヤマカガシはとても個体差によって体の柄が違うため、
赤っぽい色味のヤマカガシもいれば、
白黒のまだら模様の様なヤマカガシもいます。
生息地は日本全国という認識でほぼ良いでしょう。
敢えて分布していない地域を書くなら、南西諸島・小笠原諸島・北海道です。
実はこのヤマカガシ。
長く日本に生息している蛇ですが、
毒を保有していることが分かったのはごく最近なんです。
ヤマカガシの生態について少しまとめていきます。
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ヤマカガシ画像を見ても結局よくわからない!毒の強さはマムシの3倍!
個体差によって体の柄が違うヤマカガシですが、
ほとんどのヤマカガシが”ギンガムチェック模様”と言うのが特徴です。
ヤマカガシが毒を保有していると分かったのは1972年でした。
それまでは無毒の蛇という認識でしたが、
この年にヤマカガシに噛まれた中学生が翌年に亡くなり、
初めて有毒の蛇かも…と、研究が始まりました。
有毒な蛇として認識されてからわずか40年余りなんですね。
ヤマカガシの他の特徴は毒牙が無いということです。
コブラやハブはガーッと口を開けると毒牙がありますが、
ヤマカガシは口を大きく開いても毒牙らしいものが前にはありません。
ヤマカガシの毒牙は奥にあるんです。
また、性格も獰猛と言うわけではあまりないため、
すぐに噛みつくと言った行動をとりません。
ですが、そんなヤマカガシも毒蛇なので威嚇はします。
ヤマカガシが威嚇した時の動画がこちらです。
ヤマカガシの毒はマムシの3倍、ハブの10倍ともいわれています。
また、ヤマカガシの毒は人間の体内に入ると
出血が止まらなくなってしまいます。
このような威嚇行為を見受けられたら
挑発することなく、すぐに110番しましょう。
今回の事故で山間だけでなく、
街中にも猛毒蛇がいるという事を知りました。
蛇は毒があろうが、無かろうが”蛇”ですね。
むやみやたらに触れてはいけませんね。
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